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島活性化プロジェクト 男木島チーム

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  1. 男木島について
    離島地域は人口減少、高齢化が激しいことなどから、過疎化、離島航路の維持、医師・介護の確保などの多くの課題があります。
    男木島は、高松港からフェリー「めおん号」で女木島を経由して40分、面積1.4㎢、人口180人程度の小さな島です。2010年から3年ごとにトリエンナーレとして開催される瀬戸内国際芸術祭の会場の一つであり、最近では猫が多い島として多くの観光客を集める島です。2011年に男木小中学校が休校となってからは子どもたちがいない島となりましたが、2014年に2家族がUターンしたことをきっかけに男木小中学校が再開しました。また、瀬戸内国際芸術祭などを契機に人気が高まり、移住者の数はここ3年で40人を超えています。島内では、小中学校に続き2016年に公立保育所が再開しただけでなく、移住者が営む私設図書館やビストロ、カフェなどオープンし、賑わいを見せています。
  2. 男木島における活動
    (1)課題の発見
    男木島チームでは、5月に行った初回フィールドワークの後、男木島の強み(Strengths)と弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)と脅威(Threats)を考え、SWOT分析による課題の抽出・対応策の検討を行いました。課題として挙がった内容は様々ですが、主に以下の課題への対応策を検討することとしました。瀬戸内国際芸術祭の108日の会期中にはたくさんのお客様が男木島を訪れますが、3年に1度の開催ですので、3年(1,095日)のうちの108日と、3年のうちの1割の期間になります。瀬戸内国際芸術祭の観光客の方々は芸術作品を巡ることが中心になってしまいますが、せっかくなので島内のもっと多くの魅力に触れていただき、残りの9割の期間に男木島に再来してもらいたいと考えました。これは、いわゆる「関係人口」を増やすことになり、島内経済に貢献することになります。もう一つの課題は、地域内経済循環です。島内では面積や労働人口の制約などから生産できるものが限られます。畑の作物はイノシシに食べられてしまいますし、米や乳製品などは生産しておらず、島外から購入するしかありません。島内の資源を生かして島内で経済を循環させる、あわよくば島外からの観光客の方々に購入していただいて「外貨」を稼ぐことができれば、こちらも島内経済に貢献することができます。

    初回フィールドワークの様子

    (2)課題への対応1~イベント開催
    「瀬戸内国際芸術祭の会期以外は観光客が少ない」といった弱み、あるいは「観光客が減少し経済が回らなくなる」といった脅威の克服のためには、「島の方々のやさしさ」や「島の景観」「猫」といった観光資源がある強みや、可能であれば「瀬戸内国際芸術祭が開催されている」機会などを活かすこととしました。その結果、短時間で島の魅力をより深く知ってもらうことができる方法として、あらかじめ設けたチェックポイントを制限時間内で回り点数を競い合う、「ロゲイニング」イベントを開催することとしました。夏休みの間にロゲイニングイベント手法などを学び、10月に島の方々にご意見を伺い、準備や周知期間を考えた上で、平成29年1月9日に開催しました。寒さの厳しい中でしたがイベントには13名の方々に参加いただき、島の魅力を知っていただいたこと、より深く知るために再来してみたい、という感想もいただきました。今回のイベントの開催は、瀬戸内国際芸術祭会期中には間に合いませんでしたが、会期中か否かを問わず開催可能なイベントのアイテムを提案することができたものと思います。

    ロゲイニングイベント開会式の様子

    ロゲイングイベントの様子(3)課題への対応2~商品開発
    島外から買い物をしなければならない」「目立った特産品がない」といった弱みに対して、島内では食べられているが特産品として意識していなかった「蒸し饅頭」や「かりんとうドーナツ」などを売り出してはどうか、ということになりました。いろいろなメニューの案を検討、試作し、さらに島の方々に試食いただいた中で、「かりんとうドーナツ」に絞って精度を高めることとしました。島で採れる作物である南京豆(ピーナッツ)、かぼちゃ、さつまいもなどを練りこんで作ると「かりんとう」のように固くはならなかったのですが、逆に島のおばあちゃんたちにとっては食べやすくて好評でした。こちらを、やはり島で作られていた形に整形し、「ねじりドーナツ」として、瀬戸内国際芸術祭の秋会期終了前の11月5日に、老人会の方々と一緒に4本入りを150円で販売しました。68セットを制作、販売開始から1時間40分で完売してしまったのですが、購入した方々からは大変好評でした。プロジェクトの直接の効果以外にも、島のおばあちゃんととても楽しく交流できたことも大きな成果かもしれません。

    ねじりドーナツの作り方を島の方から教えてもらいました

    ねじりドーナツ販売の様子

  3. 活動の成果
    離島で生活するには、船便、買い物、医療・介護など不自由な面がいろいろあります。それでも移住者が増えている男木島の魅力はどこにあるのか、男木島の課題と対応策を自ら考え実践する中で、その本質に触れることができたものと思います。

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