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移住者インタビュー 滝口 誠さん

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移住にあたりSNSを活用し、情報をやり取りされていたとお聞きしましたが、どのように活用されましたか。

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滝口:こちらに来るときに一番多かったのはTwitter。初めのきっかけはいまいち記憶にないですけど、たぶん、他の方の話と少し毛足が違うのは、うちは震災きっかけなんです。
震災があって、もう関東にいるのはやめようと。正直、香川じゃなくてもよかったんです。西だったらどこでもよかったので。
TwitterとかSNSを使用すればわかると思うんですけど、検索すればヒットする人が出てくる。原発・移住・避難、みたいな。いろんなことを発信している人がいる。ちょっと挨拶をしてみようみたいな流れで知り合いが増えました。で、途中から香川…香川にしようかなというよりも、香川を選択肢に入れようかなと。で、香川にいる人を探してたらいっぱいいて。話聞いてるだけで100人くらいいるなと。そこは、やっぱり大きかったですね。

—— 同じ境遇として引っ越してきた人がたくさんいたというわけですか。

滝口:そうそう。普段は知らなかったけれども・・・みなさんはSNSとか使ったりします?

—— 時々ですね。

滝口:今僕がするような重い話にかかわらず、探そうと思えばいくらでもどうにでもなる。それと一緒の感覚なんですよ。遊びにしても学業にしてもそうだけど、本を読んでいるよりも、人から話を聞いた方が早い。本を読んで得る情報は、1年前の情報だったりで今のことじゃなかったりするんでそこはSNSの力は大きかったのかなと。

—— 最新の情報がとれますからね。

滝口:そうですね。

香川に移住するときに、何かSNS上でこっちに移住してきた人たちに質問ってされましたか。

滝口:それはもう山のように。こっちにくる前の時点でSNSではたぶん40~50人のつながりができた。もちろんリアルには会ってないんだけれども、連絡をとって、なんかの時には手伝ってくれる人が出来てたりもしてて。

—— 事前に繋がりを作っていたんですね。

滝口:僕は自分を含め、家族とか親戚とか誰一人も四国には知り合いがいないので、それはマズイなと。
大学には地元からの入学ですか?

—— 地元です。

滝口:例えば学生とかもそうだと思うんですよ。たとえばポンと一人で他県から来た時って、大丈夫かなあってなるのと一緒で。その前につながりを持てるなら持っていたほうが、っていうのがあったので。こっちに来る時点で10人くらいの人が集まってくれる環境はあった。たまたま、運もよかったのもあるんだけど、そういう意味では、非常に楽だったかな。朝の5時に夜行バス降りても車で待ってくれる人がいる状態だったんで。その人ともそれが初対面でしたけど。

家探しとか仕事の面の時のつながりも来る前から探していたんですか。

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滝口:仕事は、それこそ単純に香川県の東京事務所とかとやり取りを少しやらせていただいて、受けてみたいなって会社があって。面接日は完全にメールとか電話だけで決めて、その面接のためだけに夜行バス往復するはもったいないから、あと1~2社受けてみようみたい感じで。日帰りはさすがにもったいないので。ただ、向こうでも普通に仕事していたから、金曜の夜出てぎりぎりまでこっちで過ごして、日曜の夜行バスで帰るみたいな感じで。家探しも大変だったりするんで、家を決めたのは普通にネットの住宅情報的な。それしか逆に分らなかったんで。

—— いろんな面でけっこうネットを使っていますね

滝口:ネットの力は大きかったかなあ。きっとなきゃないでなんとかなったんだろうけど。

—— 今でも住居の情報が欲しいと聞いたんですけど

滝口:今問題があるわけでもないんですが、まず場所もわからない状態で家探しを始めてますし。こっちにきて、ここってこんな所だったんだなと。単純に言えば、いいところがもっとあったんだろうなという部分も。
一般的に不動産屋が扱っているものって、当然なんだけどもそこには金銭のやり取りがあるわけで、安い物件は不動産屋は扱いにくいのかなと。空き家に関しては貸すまでのハードル、信頼もあるだろうし。その間に入る不動産屋的な仲介の役割を、公共の方が入れれば、貸す側も借りる側も、もう少しうまく運ぶし、ウィンウィンの状態をつくれるのかなと。やっぱり僕らみたいなどっから来たのか分からない人間がぽんと来たら怖くて貸せないと思うんですよ。それは特に年齢が上がれば当然な話で。でも役所が言ってくれた人だったらっていうこのハードルの下げかたっていうのは抜群なもののはずで。ましてや田舎に行って、年齢が上がれば余計に大きいと思うんで。
僕はたまたま一軒家ですが、一軒家を借りられるとなれば、一気に来たい人の来る層は変わるはずなんですよ。既に家庭を持ってる人は確実に来やすくなる。やっぱり大阪なり東京なり、その他のところで住んでた人が、少し田舎の方に来て、今までと同じ値段だったりとか、今までと少し高い値段だったりとか、今までより広くないとこに住むという選択肢は考えにくいと思うんですよ。十分な広さがあり、一軒家借りて、直しながら住みたいなんて人は、特に家庭持ちであればたくさんいると思うんで、たぶん県の方側も欲しい年代の人がひっぱれるんじゃないかなって。

移住された時にホームシックにならないための解決のために、移住者だけのコミュニティにならないようにされたと。奥さんも含めご協力したのもあるんですが。こちらについて、フットワークを軽くするために主に何をされたかというのをお聞きしたいのですが。

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滝口:とにかく、誘いは断らなかったですね。半分必死なくらい知り合いを増やそうとしたかな。早いとこ馴染んだ方がって意識がありましたね。こういう会に参加ってするのは、もちろん次来る人に楽してもらいたいってのはあるんだけれども、ここに自分が来ることによって、自分が次の知ってる人に知り合いたい、知り合うきっかけになるって言うネタ作り。フットワーク軽くするっていうのはそういう感じかな。

同じ移住活動をされている方と出会ったのも、同じSNSをされてる方が多いんですかね。それとも何か移住イベントみたいなのがあって、そこに参加して知り合ったっていうのもあるんですか。

滝口:僕は、なかったかな。移住しようと思っている人とのオンタイムでの付き合いはなかった。主に連絡を取り合ったり繋がったりした人は既に移っていた人たち。

—— こちらに移ってこられてからは移住者同志のイベントっていうのにはかなり参加されていらっしゃるんですか。

滝口:たぶんそんなに多い方ではないかな。

参加できる機会があれば参加するぐらいの。

滝口:そうです。一つは今の仕事が土日休みじゃなくなったので、平日休みだからなんかの集まり、例えば飲み会って土曜日の夜とかが多いから、単純に仕事で行けないってのが一番大きいところかな。

香川のいいとこ景色ってどこかございますか?移住してきた時にいいなって思った場所とか。

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滝口:それはここ(サンポート)でしょ。僕は一番初めに来たのは会社の面接か説明会かですけど、金曜の夜、仕事が終わって家に帰って荷物をまとめて、夜行バスで朝着いたんですけど、その瞬間が初めて四国に来た日なんですよ。四国に来て、12月か1月かの朝まだ暗い中、初めて見た景色がこれなんで。これは衝撃だったですよ。
実際うちが引っ越してきた日に、空港に家族を迎えに行って、まずどこに来たかっていうと、ここに連れてきたんだよ、やっぱり。とりあえずこれ見てみって。屋島の山の感じがきれいとかは、もっと後になってからの話で。次が男木の港の近辺かな。うわーきれいだなって思ったのは。今、仕事柄山に行ったりとかが非常に多いんで、いろんな景色は幸い見させてもらっているんで、ちょっとずつここが薄れつつはあるんだけれども、でもやっぱりここだったかな。島の景色って、なかなかこの辺に住んでないと。だから、やっぱり島って印象は強い。ここから見える島。僕はあと、粟島の景色が大好きですね。

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粟島を見る景色ですか。

滝口:粟島から見る景色が好きですね。

香川に来られて、自分が最初に移住する前に持ってたイメージ、あれ、ここなんか違うぞってところ。プラスのイメージでもマイナスのイメージでも構わないんで、そういうの何かありましたか。

滝口:そうですね…持っていたイメージと違うというか、住みやすいのは非常に住みやすい。イメージと違ったというか、生活はしやすいですね。思っていた以上に食べ物が豊富。単純に野菜とか果物とか魚とか、全体的に質が高いと思いましたね。もちろん海がきれいだから魚がうまい、田舎だから野菜がいっぱいある。そういう意味での住みやすさはありますね。
あと、イメージをもってたわけじゃないんですけど、思った以上にみんな適当ですね。びっくりするぐらい。プラスのこともマイナスのことも。

例えばどんなことでしょうか。

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滝口:耳が痛いと思うんですけど、車の話に始まり、なんか印象的にはマナーが悪いっていうよりも、適当なんですよね。思ったことだけするっていう。曲がりたいから曲がるんだけど、ウインカーは別に出す必要はなかった。そういう意味の。よくよく考えてみたら悪意があるわけじゃなくてやってるから、特に考えず停めたんだろうなっていう。その適当さに助けられることも多いんですけど。

今は滝口さんは、かがわ暮らし応援隊に入っていますが、かがわ暮らし応援隊になろうと思ったいっかけや理由などってありますでしょうか。

滝口:一番のところは、自分の広がりです。もうひとつは、もちろんこっち来るときに、SNSとか利用しながら、実際僕も香川県の東京事務所から仕事探しだとか、いろいろ話聞いたりとか、資料もらったりとかしてたんで。お世話になった人は山ほどいるんで。それを少しでも返せればなって思うのは本当のところですね。

先程あんまり移住希望者とは話せず、移住してきた側の人と話したっておっしゃいましたが、その移住希望者とか移住者全体で話する機会ってありましたか。イベントとか集会とかなんか。

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滝口:僕は移住前に移住希望者で話をすることはなかったです。移住してきた人と会う機会は、それこそこっちに面接があっていついつ行くんだって時に、じゃあ飯でも行こうよみたいになって、その集まりを作ってくれたってことは何回ありましたかね。15人とか20人とか、どんどん集まってくれた。

馴染めなくて帰ってしまう人を少なくするためにというか、来た人にはどういう心構えが必要とか、どういうことに滝口さん自体がこだわっているかとかありますか。

滝口:気持ちの切り替えではあると思うんです。これだけ言っておいてなんですが、早く移住者って言わないようにしようという意識はあります。やっぱり外の人間だと思っていたら外の人間のままなんで。移住者コミュニティにとらわれないって言ってるのも同じ意味で。

そもそもなんですけど、移住される前はいろいろな県に候補があったようですが、最終的に香川という地の、しかも高松市を選んだのには何か理由がおありでしたか。

滝口:いくつか候補と言っても、実際に回ったのはここだけなんですよ。一発で決まったんで。それは仕事が決まった意味もあるんだけど。岡山もいいかな、福岡もいいかな、逆に言えば北海道もありかな、っていう選択肢がありつつ、まず北海道は無しにしようみたいな感じで。なんせ、四国の地図をみてもどこが何県かも間違えるかもしれない。やっぱり探そうと思った時にあった人が全てです。来るときに会ってくれた人が全てです。ものとか、まちとか、土地がとかじゃなくて、僕は結局、人だった気がします。こんな人がいるんだったらここでいいかなと。

移住にあたってのご家族の問題があるかなと思ったんですけど、家族が香川に来るのに賛成してこられたのは、最初滝口さんご本人が香川って決めて、家族を説得して。そのあたりの抵抗感はなかったでしょうか。

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滝口:家族って意味では、まず、ちびはよしとして、奥さんについては関東から出ようと僕が言った時点で「はい、賛成」それだけです。どこいく?どこでもいいよ、なんで。僕の家族内では何にも問題なかったです。行けるならどこでもいいし、こんな感じでこんな人がいたよ。じゃあそれでいいね、で決まっちゃいました。こんな感じでした。ただ、それ以外はひと悶着はありました。やっぱり反対はされますし。要は親戚、例えば私の親とかは、まあ結構大変でしたね。そんな心配しなくったって生活できるよって。それを説得するのはやっぱり…まあ説得と言っても半分強引に来てるようなもんですけど。

千葉のどちらから。

滝口:僕は千葉の船橋。実家が成田です。

成田だったらすぐ帰れますね。

滝口:今は、楽で楽で。下手すりゃ往復数千円でいけますからね。そういう意味でも結果香川で正解なんですよね。越してからLCC決まっているから。結果オーライだったのは確かですね。

本日はありがとうございました。

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